2021年度 ロジスティクス大賞「業務革新賞」を受賞
株式会社NTTロジスコ(代表取締役社長:中江康二、本社:東京都大田区、以下「NTTロジスコ」)は、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(以下「JILS」)より「2021年度ロジスティクス大賞 業務革新賞」を受賞しましたので、お知らせします。
- 取り組み内容
(1)テーマ 「『AI画像認識技術を用いた自動検品システム』の導入による検品作業の改善
(2)内容
~自動化によるリファービッシュ業務高度化の取り組み~」- ①概要
- レンタル通信機器の「リファービッシュ業務※1」では、クリーニング済のレンタル機器本体と付属品である電源アダプターのセット化作業は、バーコードスキャンと目視検品により行っていました。今回、「画像認識処理(AI-OCR)※2」を利用しレンタル機器本体のバーコードと電源アダプターの物品名の2種類の文字情報を同時に撮影・取得し、登録済みのマスタデータと自動照合が可能な検品システムを導入することにより、大幅な改善を図ることができました。
- ②改善効果
- ・1人あたり処理台数の生産性60%向上による省人化の実現
・検品ミス0%達成による品質向上
・熟練作業者に依存しない標準化された作業体制の確立
・セット化証跡の画像データ蓄積による品質保証
・自動化による省人化により、コロナ禍における三密を回避した作業環境を構築し事業継続力の強化
(参考)2021年2月1日発表NTTロジスコニュースリリース「『AI画像認識技術を用いた自動検品システム』の導入について~生産性60%向上と検品ミス0%を実現~」(https://www.nttlogisco.com/info/2021/1708/)
- ①概要
- 授賞理由
昨今、ESG(環境・社会・ガバナンス)が重要視される中、多くの企業でリファービッシュ事業が導入・拡大されています。当社では、この事業に対して積極的に洗浄ロボットやAI画像認識技術を用いた自動検品システム等の自動化設備を導入し、省人化や生産性・品質向上を実現しました。また、当社の取り組みが今後持続可能な社会の実現に向けて多くの物流現場においても益々求められてくるものと考えられ、広く参考になる改善取組として高く評価頂き、受賞に至りました。
NTTロジスコでは、2018年度からリファービッシュ業務の改善に取り組み、「自動クリーニング作業ロボット」「自動クリーニング・結束作業ロボット」「AI画像認識技術を用いた自動検品システム」の導入を通して、大幅な生産性向上を図ってまいりました。今後も製品の回収から再生業務までワンストップでお客様のレンタルサービスやサブスクリプションサービスを支えるサービスを充実させ、物流面から持続可能な社会の実現に寄与してまいります。
※1 撤去・回収したレンタル通信機器を再利用可能とするためのクリーニング、動作試験、再生品のセット化等の作業 ※2 画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能(OCR)にAI技術を組み合わせることで、機械学習による文字認識率の向上や、非定型帳票への対応が可能な技術 ※ ロジスティクス大賞は、ロジスティクスの社会的浸透と、ロジスティクス部門関係者の意識高揚を図ることを目的に創設され、企業で行われているロジスティクス高度化への取り組みと、その優れた実績を顕彰するもので、今回で第38回を迎えます。評価は「創造性」「成果度」「経営革新度」「技術革新度」「社会性」「努力度」の6つの基準で行われます。 ▼2021年度ロジスティクス大賞JILSWebサイトURL https://www1.logistics.or.jp/news/detail.html?itemid=536&dispmid=703 |
関連サービス: リファビッシュサービス
関連施設:埼玉物流センター
本件に関するお問い合わせ
株式会社NTTロジスコ https://www.nttlogisco.com/企画総務部 企画部門 広報担当 TEL 03-6436-8105