NTTロジスコ

ニュースリリースNews Release

「スマートリプパッケージ」の提供開始について

2024年2月27日

 株式会社NTTロジスコ(代表取締役社長:中江康二、本社: 東京都中央区、以下「NTTロジスコ」)は、物流の2024年問題への対策強化を支援する「スマートリプパッケージ」※1をリリースしましたのでお知らせいたします。

※1 スマートリプの「リプ」とは、リプレニッシュメント(意味:補充)を省略したものです。





  1. 背景及び目的
    近年、物流業界を取り巻く環境の変化として、物流の2024年問題に大きな関心が寄せられております。これまで以上に人員不足が深刻化し、物流品質の低下や納期の遅延など、様々なリスクの発生が想定されます。
    NTTロジスコでは、既に、店舗や在庫拠点への納品量を平準化するデジタルBPOサービス『スマートリプ』をご提供させていただいており、最適な納品量の算定・ご提案を実施しております。この度、さらに『スマートリプ』に基づき物流設計も行うことで、無駄を排除し最適化された物流の仕組みを構築して物流サービスを提供する 『スマートリプパッケージ』をリリースすることとなりました。
    納品量が平準化されることで、トラックの安定的な手配が可能となり、積載率も向上します。物流の2024年問題の対策を強化し、持続可能なサプライチェーンを実現します。


  2. 「スマートリプパッケージ」について

    (1) 概要

    NTTロジスコのソリューション『スマートリプ』で、商品の特性や需要状況に応じた在庫量を考慮し、平準化された最適な納品量を計算します。加えて、平準化に基づく物流設計と作業計画により、無駄を排除し、最適化された物流の仕組み構築して物流サービスを提供トータルパッケージソリューションです。


    (2) 特徴

    ①『スマートリプ』で平準化された納品数を計算

    「適頻度適量」をコンセプトに、システムを活用し最適な納品数を自動計算します。データを活⽤し、お客様ごとの補充要件に応じて、ロットサイズの適正化や前倒し納品等のロジックを構築し、店舗や事業所への納品⾏数や納品体積を平準化します。


    ②自動化設備導入の費用対効果の向上

    自動化設備は最大出荷量に基づいて設計する必要がありますが、『スマートリプ』により出荷量が平準化され、最大出荷量が抑制されることで、稼働率を高める自動化設備導入が可能になります。これにより設備導入の費用対効果が高まり、物流ロボットなどの自動化設備導入のハードルを下げることが可能です。お客様の物流条件にフィットする自動化設備をベンダーフリーの立場で客観的に評価し、提案いたします。


    ③出荷量の平準化と計画データ活用による効率改善

    スマートリプで納品量を計算することで、将来の出荷量を把握できるため、計画データを活用して、物流リソース(作業人員・輸送トラック・自動化設備・作業スペース)の適正配置や作業計画の精度向上が可能となります。人員計画においては、熟練したスタッフの計画的な配置が可能となり、作業品質が安定します。さらにはトラックの積載率の向上も実現します。併せて、将来の出荷量に基づくロケーションのABC分析※2を行うことで、ピッキング動線の短縮に向けてロケーション見直すなどの先行改善が可能となり、作業効率を向上させます。

    ※2 在庫管理などで原材料、製品(商品)等の管理に使われる手法。在庫の資産としての価値などの評価(重要度)別に段階的な管理手順を適用する。この手法は品質管理におけるパレート分析に類似している。




  3. 概要図





NTTロジスコは、経営ビジョン「私たちはお客様の物流を進化させ続け、お客様と社会に美しく透明な流れをつくる会社です」の実現に向け、お客様にご満足いただける安全かつ最先端の物流を提供し続けるとともに、お客様のサプライチェーン最適化に貢献するサービス・ソリューションを提供します。これらを活用し、客観的な視点でのご提案により、サプライチェーンにおけるプレイヤーをつなぐ「サプライチェーントータルコーディネーター(SCTC)」を目指していきます。




▼ スマートリプパッケージ NTTロジスコ公式Webサイト
https://www.nttlogisco.com/service/smart_replenish_package/

本件に関するお問合せ

 企画総務部 企画部門 広報担当       TEL 03-6436-8105

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