NTTロジスコ

ニュースリリースNews Release

「関西物流改善事例発表会2025」にて
体系的な相互応援の実現に向けた改善への取組みについて発表しました

2025年11月11日


 株式会社NTTロジスコ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中江康二、以下「NTTロジスコ」)は、10月30日に公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が主催した「関西物流改善事例発表会2025」にて、当社西日本マーケティングロジスティクスセンター(以下、「西日本MLC」)が体系的な相互応援の実現に向けた改善への取組みについて発表したことをお知らせします。


  1. 発表テーマ

    体系的相互応援の実現に向けて



  2. 発表内容

    <概要>
    当社の物流センターでは通常、繁忙期・繁忙時間帯における稼働調整として異なる業務間で人員の相互応援を行っています。西日本MLCは、IT機器を扱うお客様の商材を4フロアー全体で約290名、8つの担当業務に分かれて運営する大規模物流であることから、他業務の応援に回る作業員の人数規模も多く、こうした相互応援をよりスムーズ且つ効率的に行うため独自の取組みを実施しました。



    <取組み内容>

    • 応援が必要となる各業務の概要や必要スキル等を「求人票」と称したシートにまとめ全作業員に共有し、スポットで応援することとなる業務内容を予め可視化することにより、他業務への理解度を深め、作業員が応援に回ることへの心理的ハードルを低減しました。
    • 各業務に専用ビブスを着用したトレーナーを配置することにより、応援者が慣れない業務に困った際にも迷わずすぐに指導を仰げる環境を整えました。
    • 各業務のリーダーは、各作業員が過去に応援に回った経験をまとめた「スキルシート」を作成し、他業務で応援が必要な際には適切な作業員を迅速にスポット派遣できる仕組みを導入しました。
    • 入・出荷量の週間予測から各業務の必要応援者数を算出、その情報を各業務のリーダー間で共有することにより、事前に応援者の配置を準備、さらには作業当日の微調整も含めフレキシブルに相互応援を行える体制を確立しました。


    <効果>

    • 業務間の応援体制の標準化・体系化の実現を図ることができました。
    • 作業員が応援に回ることに対する心理的なハードルを低減し、相互応援を実施し合うことにより担当を超えた物流センター一体での協力意識を醸成することができました。
    • 多能工化の推進により各業務固定の人員数を削減し、フレキシブルな人員運用による効率化が進んだことにより、お客様に対してもコスト削減の効果を還元することができました。



<発表会の様子>






NTTロジスコは、3.5PL®事業者として、経営ビジョン「私たちはお客様の物流を進化させ続け、お客様と社会に美しく透明な流れをつくる会社です」の実現に向け、お客様にご満足いただける安全かつ最先端の物流を提供し続けるとともに、お客様のサプライチェーン最適化に貢献するサービス・ソリューションを提供します。これらを活用し、客観的な視点でのご提案により、サプライチェーンにおけるプレイヤーをつなぐ「サプライチェーントータルコーディネーター(SCTC®)」を目指していきます。
※「3.5PL®」、「SCTC®」はNTTロジスコの登録商標です。



本件に関するお問合せ

 企画総務部 企画部門 広報担当       TEL 03-6436-8105
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